継手とは
継手とは、複数の機械部品をつなぎ合わせる目的を持った部品のことです。継手はさまざまな分野で使用されており、産業分野だけはなく一般家庭に数多く使われていますので、身の回りを調べてみればいくつもの継手を見付けることができるでしょう。
継手を通して気体や液体などが部品間を行き来することが多いので、継手の内部は目的とする物質が通りやすいように可能されています。継手の形状は直線的に機械部品をつなぎ合わせるような形をしたものや、直角に曲がった形のものなどがあります。その他にも、ブロックの形状をしたものや、バルブも継手の一種と考えられることもあります。継手は用いられる頻度の多い部品であるために、簡単に利用できるように形状などが規格として統一されています。そのため、新たに部品を製作する時には、既製の継ぎ手が取り付けられるように製品を設計するようにしています。規格の継手以外に独自の継手が必要な場合は、継手と取り付ける部品も新しいものを製作しなくてはなりません。継手の材料はいろいろなものが用いられますが、つなぎ合わせる部品の材料や継手内を通る物質に応じて適切な材料で作られた継手が選ばれます。
特に継手の材料として注目されるのは、テフロンです。
テフロンは、連続使用可能な温度が最高-100℃～260℃と幅広い環境化で使用できる上に、強酸や強アルカリなどにも溶けることがない耐薬品性にすぐれているからです。このような特性を持ったテフロンの継手は、過酷な環境化でもどのような物質を通すことが可能なために、多くの分野の設備で使用されることとなっています。そのため、テフロンの継手に関しても多くの規格品が存在して、誰でも手軽に利用できるようになっています。また、テフロンの継手の有効性が明らかになるにつれて、特殊な形状やサイズのテフロンの継手を加工して製作する例も増えていますが、テフロンは金属などと同じように機械加工をすることができるので、継手を試作したり大量生産することも可能となっています。
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